円安の流れはホンモノか

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 1ドル=102円付近で安定していた為替相場が動き始めた。8月中旬からドルは急上昇を始め、8月25日には104円を、続いて9月2日には105円を超えた。さらに9日の週に入って、とうとう106円を突破する状況となっている。目先はドル高材料が揃っているため、当分はこの流れが続く可能性が高い。 ただし、これが本格的な円安トレンドの再スタートなるのかは、まだ判断できる段階にはない。 最終的な為替相場の動向は、米国の金利動向次第ということになるが [...]

官製コーポレートガバナンス強化策の行方

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 日本の企業統治(コーポレートガバナンス)をめぐる状況が急展開を見せている。 きっかけはアベノミクスの成長戦略にコーポレート・ガバナンス強化策が盛り込まれたこと。最大の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、この動きを受けて、投資先企業への関与を強化する行動規範(スチュワードシップ・コード)導入を表明した。生命保険各社も「モノ言う株主」として、配当の増額などを求めていく姿勢を明らかにしている。 日本企業は長年にわた [...]

IT企業決算から探るトレンド

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 米国主要IT企業の2014年4~6月期決算が出揃った。PCからスマホへのシフトがさらに顕著になっており、ネット広告は完全にスマホ経由が主流となった。また先進国におけるネット利用者が飽和状態になりつつあることから、各社とも新興国向けの市場開拓が今後のカギとなりつつある。 グーグルは、広告の伸びは鈍化しているものの、スマホ・シフトによる広告単価の低下には歯止めがかかった。今までのような急成長は見込めないかもしれないが、業績は安定的に推移す [...]

ダウ1万7000ドル突破の解釈

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 ダウ平均株価が2014年7月3日、とうとう1万7000ドルの大台を突破した。同日に発表された雇用統計の数字が極めて良好だったことから、市場では米国経済の完全復活はより確実なものになったと認識された。FRB(連邦準備制度理事会)はこうした状況を受け、2008年から続けてきた量的緩和策をとうとう終了させる。 米国経済は、リーマンショック対応という緊急事態モードを脱出し、長期的な拡大フェーズに入りつつある。しかし、このことが、すぐさま株価上 [...]

年金株式シフトのリスク

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 公的年金の運用環境が大きく変わろうとしている。これまで国債に偏っていたポートフォリオを見直し、日本株の比率を上昇させる。 だが、その背景には安倍政権の株価対策としての側面も見え隠れする。運用に失敗した場合のルールなども定められておらず、十分な議論が行われたとは言い難い。 また安倍政権は新しい成長戦略の中に、コーポレート・ガバナンスの強化を盛り込んだ。公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、機関投資家向け株主行動 [...]

ロボット時代の本当の姿

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 ソフトバンクが安価なロボットの製品化を発表したことで、いよいよ日本でもロボットのビジネスが本格的に立ち上がろうとしている。 ロボットの普及はインターネットを超えるインパクトをもたらすといわれているが、一方で、本当にそのような状況になるのか疑わしいという声も多い。 だがロボットの普及は、これまでの想像を超えるレベルで社会を変革することになる可能性が高い。ロボット社会がどこに向かおうとしているのかについては、ソフトバンクが掲げるビジネス・ [...]

露天然ガスの中国輸出で、ウクライナ問題に地政学的変化

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 ウクライナ情勢をめぐるロシアと欧州の地政学的な関係が微妙に変化している。きっかけとなったのは、ロシアと中国が締結した天然ガスの長期供給契約。これまでロシアは、欧州に対して天然ガスの供給を制限することをちらつかせて交渉を進めてきたが、欧州向け天然ガスはロシアにとって数少ない外貨獲得手段でもあった。 欧州向けのガス供給を制限すれば、今度はロシアが打撃を受けてしまうというジレンマを抱えていたが、中国という大口供給先を確保することに成功した。 [...]

パナソニック決算の見方

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 パナソニックとソニーが対照的な決算を発表した。パナソニックは一連のリストラが終了し、業績回復の道筋を付けることに成功した。 一方、ソニーは今後の方向性がまだはっきりせず、成長ストーリーを描けない状況にある。これに加えて足元のリストラも不十分であり、今期の業績は引き続き赤字の見込みとなっている。 パナソニックの2014年3月期の決算は、まずまずの内容であった。売上高は前年比6%増の7兆7365億円、当期利益は1204億円となり、3期ぶり [...]

OECDの最新経済見通し。消費増税の影響は軽微?

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 OECD(経済協力開発機構)は2014年5月6日、最新の世界経済見通しを発表した。日本における2014年の経済成長率はプラス1.2%と前回予測(2013年11月)から0.3ポイントの下方修正となった。ただ全世界的に経済成長見通しは下方修正されており、消費税の影響というよりも、世界経済全体の影響である可能性が高い。 2014年における世界全体の成長率見通しはプラス3.4%で、前回の3.6%から下方修正された。投資と貿易は増加の兆候が見ら [...]

日米株価に変調の兆し?カギはモメンタム株

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 日米株式市場の雲行きが怪しくなってた。日経平均は年初に1万6000円を超えていたが、断続的に下落し、現在は1万4000円台となっている。一方、ダウ平均株価は2年前から順調に上昇を続けてきたが、ここにきてその上昇ペースが鈍ってきている。 米国株の変調はダウよりもNASDAQでより顕著である。NASDAQ総合指数は、3月には4300ポイントを超えていたが、その後、急落し、一時は4000ポイント近くまで下がった。 この原因はネット株やバイオ [...]